親鸞会とは─親鸞会を知りたいあなたへ

浄土真宗親鸞会とはどんな集まりでしょうか。

親鸞会公式ホームページには、次のように書かれていますね。

浄土真宗親鸞会(じょうどしんしゅうしんらんかい)は、本当の親鸞聖人の教えを多くの方々に知っていただくために、昭和33年(1958年)に設立されました。

現在は、富山県射水市に本部を置き、全国各地で勉強会、講演会などを行っています。

浄土真宗では珍しい?親鸞会とは

また、『新宗教時代』(横山真佳著)という本には、こう記されていました。

親鸞会はまことにめずらしい浄土真宗系である。
近年、他にあまり例を聞かない。
しかも葬式や法事でなく、「教学」中心で伸びてきたとされる。
真宗の生命線とされる
信心正因称名報恩(しんじんしょういんしょうみょうほうおん)」
そして「聞法(もんぽう)」
この原点を見据えているといわれる。

親鸞会では「聞法」つまり法話を聞くことを最も重視している。

親鸞会では、宗祖はあくまで親鸞聖人である。

知っておきたい親鸞会の精神

親鸞会では、宗祖はあくまで親鸞聖人である」とありますように、
親鸞会オリジナルの教え、というものはないのです。
そのことが端的に分かるのが「親鸞学徒常訓」でしょう。

(そもそも親鸞会では、親鸞会会員ってほとんど言わないんですよ。
「親鸞学徒」といいます)

これが親鸞学徒常訓です。

「我ら親鸞学徒は
更に珍らしき法をも弘めず
親鸞聖人のみ教えを
我も信じ
人にも教え聞かしむるばかりなり」

勝手につくった自分の教えは意味がありません。
親鸞学徒はあくまで、親鸞聖人の教えを聞き学び、
お伝えする以外にはないのです。

ですから、講演は親鸞聖人の『教行信証』や『正信偈』、
蓮如上人の『御文章』などを元に、話が進められ、一般には有名な
歎異抄』もよく引用されます。

多くのメディアから浮かび上がるほとんど知られていない親鸞会の中身

「新宗教の風土」(小沢浩著)という本にはこう書かれてあります。

本部親鸞会館の法話では、このようにたいてい「正信偈」か「歎異抄」の講義が中心となるが、他府県の会場の法話では「王舎城の悲劇」など、俗耳に親しみやすいテーマがとりあげられる。
ときおりユーモアをまじえながらの、噛んで含めるような高森師の語り口には、なかなか魅力的なものがある。
このあとは、途中で15分の休憩が入り、法話が再会され、最後に「恩徳讃」を歌って12時に午前の部が終了する。
この「恩徳讃」も、本願寺系のものと変わりがない。


このように、親鸞会が設立されたのは昭和33年でありますが、
内容は、800年前の親鸞聖人の教え、そのものなのです。

ですから、「新宗教」をテーマに研究している人も、内容からすると
「伝統宗教」と呼ぶほうがふさわしいとも感じているようです。

なぜ親鸞会はすでに日本の現代史の一部なのでしょうか

岩波講座の『日本通史』にはこう書かれています。

近年に創設されたという意味では、紛れもない『新』宗教教団でありながら、どこかに、いまどきの『新宗教』教団には見られない新たな特色があるように思われる。

聞法の重視は親鸞会を際だって特徴づけているものと言えよう。

そして伝える内容は、法事や葬式についてではなく、生きている人が生きている目的を聞き求める「聴聞(ちょうもん)」「聞法(もんぽう)」が中心です。

それは、阿弥陀仏もお釈迦さまも親鸞聖人も蓮如上人も、皆、葬式、法事ではなく、仏法を聞くこと(聴聞)を勧めておられるからです。(※3)

地元紙の富山新聞にはこう書かれてあります。

「神よ仏よ」 信仰厚き北陸路を行く

法事や葬式に頼らず、「聞法」、つまり法話を聞くことを通して地歩を固める点で、今後も真宗王国北陸を揺さぶり続ける存在には違いない。さらに現代人が遠ざけがちな死の問題を真正面から見据えることで戦後に急成長を遂げた他教団との違いを際立たせるのである。

親鸞会の勉強会って全国どこでも参加できるの?

親鸞聖人の教えを、そのままお伝えしていくと、老若男女が
「こういう教えを聞きたかった!」と自然と集まってこられるように
なったのです。

その光景に、多くの人が驚かれるようです。

「蓮如さん今を歩む」(北国新聞社編集局編)
会場には二、三十代の若い顔も目立つ。あふれた人たちは廊下にまで正座し……法話に入ると、高森会長は親鸞の教えを中心にユーモアを交えて語った。
北陸を拠点に全国、さらにはブラジル、米国など海外にも布教戦線を拡大し、現在では会員十万人を超えるとも言われる。
真宗から生まれた親鸞会は、誕生後40年近くたつ今なお真宗教団を激し揺さぶり続けている。

日曜ごとに全国各地で開催される高森会長の法話会は常に満員の盛況である。
大学生など若者が詰めかけるのも真宗では見られぬ光景だった。

本願寺が呼び掛けても振り向かない若者を動かした点で、親鸞会が与えた内心の衝撃は決して小さくない。


仏教は年がいってから聞けばいいものではありません。

蓮如上人が『若きとき仏法はたしなめ』と言われるように、
若い方にも仏教を聞く門戸を開いています。

毎日新聞社の取材によって書かれた本には次のように記されています。


「宗教を現代に問う」(毎日新聞社特別報道部宗教取材班)

この親鸞会の主力は若い男女である。

本願寺がどんなに呼びかけても振り向いてくれない若ものを
親鸞会はつかまえているのだ。しかも葬式や先祖供養をいわずに
本願寺の誇る”真宗王国”北陸の門徒を引っこ抜くのだからたまらない。

これまで、どこへいってもなかなか聞けなかった

「分かりやすい仏教の勉強会」

親鸞会では提供しています。

『新宗教時代』(横山真佳著)

青年層から高年者まで年齢層もさまざま。
年寄りや子供と連れだっての夫婦など家族の姿も、けっこう目につく。

どうやら親鸞会の勢いはまだまだ止まりそうにない。

親鸞会館には、子供部屋を設けている会場もあって、
若いお母さんも安心して参加しておられます。


「新宗教の風土」(小沢浩著)
(親鸞会が)提起していると見られる問題自体のうちに、人びとが
手探りで求めはじめた新たな未来の兆しをよみとることが、
いまのわたしたちにとっては大切なのではないかと思われる。

生きている今、人生の目的が完成すると教えられているのが本当の仏教です。

今の私たちにとってもっとも大切な人生の目的を親鸞会の勉強会で学ぶことができます。

人生の意義や目的を見失ったものの不安と、それを見い出したときの喜びに、彼らが深く共感するものがあるからにちがいない。
既存の新宗教教団の教勢がやや伸び悩んでいるなかで、
親鸞会が意外な健闘ぶりを見せている理由の一端を、そこにも垣間見ることができるであろう。


親鸞会の勉強会によって、
人生の意義が分からず、あきらめかけていた人たちが、
今では本当の人生の目的を知り、
喜びの人生を送っています。


岩波講座もそれに驚き、
すでに親鸞会は日本の現代史の一部として記載したほどです。

まとめ─親鸞会の3つ特徴─

では、まとめてみましょう。

親鸞会とは

1「葬式仏教、法事仏教ではなく、親鸞聖人の教えを聞き学ぶことができる集まりです」

2「親鸞聖人やお釈迦さまのお言葉を提示して、正確に現代の人に分かるようにお伝えしている集いです」

3「親鸞会の勉強会は、伝統的な仏教を学びたい人なら、若い人から年配の方まで誰でも参加できます」


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親鸞会は『蓮如上人の遺産』となぜ言われるの?

親鸞聖人は、今から約800年前、鎌倉時代に活躍なされた方です。
「すべての人が、この世で本当の幸福に救われる」
という人生の目的を伝えていかれました。

鎌倉時代は、ちょうど現代と同じ、激動の時、貴族社会の平安時代から武士社会へと移りゆくはざまで、人々は戦乱や貧困に苦しみあえいでいました。
しかし、当時、唯一の明かりであった仏教さえも、貴族や、出家して山で修行できる僧侶に限られたものだったのです。

その中、
「僧侶も、在家の人も、男も、女も、苦しみ悩むすべての人が等しく本当の幸せになれるのが真実の仏教だ」と、
お釈迦さまが説かれた仏教をそのまま伝えられた親鸞聖人90年のご苦労により、鎌倉時代には庶民のもとへ、仏教が爆発的に広まっていきました。


『蓮如上人の遺産』親鸞会─親鸞聖人をたたえる人々

この功績を文学者たちはこのようにたたえています。

▼文豪 夏目漱石 「模倣と独立」

親鸞聖人に初めから非常な思想があり、非常な力があり、非常な強い根底のある思想を持たなければ、あれ程の大改革はできない。

▼古代史研究家・古田武彦 「親鸞-人と思想-」

貴族と修行者だけに制限された救済の可能性は、万人に救済の可能性を開き、絶大の力を発揮した。


▼ノーベル賞文学者 ロマン・ロラン

親鸞聖人(1173-1262)は、13世紀に日本仏教の最大宗派である浄土真宗を創設した。貴族の血を引き、京都近郊に生まれた彼は、人間と無限との心やさしき仲介者として師・法然のあとを引き継ぎ、天と地を近づけ、仏陀の恵みを万人の手の届くものとした。


▼日本大衆文学の巨匠 司馬遼太郎

鎌倉(時代)というのは、一人の親鸞を生んだだけでも偉大だった。


▼20世紀最大の哲学者 ハイデガー晩年の日記

今日、英訳を通じてはじめて東洋の聖者親鸞の歎異鈔を読んだ。もし10年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったことを知ったら、自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。日本語を学び聖者の話しを聞いて、世界中にひろめることを生きがいにしたであろう。……だが、遅かった。


『蓮如上人の遺産』親鸞会─蓮如上人とは

それから200年、
親鸞聖人の教えによって救われ、広大な阿弥陀仏のご恩に感泣し、親鸞聖人の教えを正確に、分かりやすく、一人でも多くの人にお伝えする親鸞学徒の使命に、熱く燃えられた浄土真宗中興の祖・蓮如上人は、全国津々浦々に親鸞聖人の教えを伝え、廃れ切っていた浄土真宗を一代で再興されたのです。


『蓮如上人の遺産』親鸞会─親鸞会とは

その蓮如上人を親鸞学徒の鑑(かがみ)と仰ぎ、
親鸞会は、常に親鸞聖人のお言葉を挙げ、その意味を正確に、懇切丁寧に、心から心へたゆまずお伝えする活動をしています。

それは、葬式や法事ではありません。
親鸞会の各地の勉強会では、親鸞聖人の書き残された「正信偈」や、有名な『歎異抄』などの内容を現代の人に分かる言葉で、解説をしています。
親鸞会の勉強会は、米国の著名な研究家の書籍に、次のように紹介されています。


親鸞会の活動は親鸞聖人の御著書の学習に集中しています。 (Buddhism and politics in twentieth-century Asia by Ian Harris)

蓮如上人を親鸞学徒の鑑と仰ぎ、親鸞聖人の教えを正確に分かりやすくお伝えする親鸞会は、あのロジャース教授をして
親鸞会は蓮如上人が遺された財産」
と言わしめたのでしょう。


『蓮如上人の遺産』親鸞会─仏教の勉強会

親鸞会では、本当の親鸞聖人の教えを学びたいという方のためにどなたでも自由に参加できる勉強会を各地で開催しています。ぜひその耳で確かめてみてください。

>>>各地の親鸞会

【特集】歎異抄に魅せられた人々

『歎異抄』は、作家、哲学者、右翼の活動家から左翼の思想家まで、最も広範な読者を持つ仏教書の筆頭と称されています。
“一流”といわれる人たちが、歎異抄をどう語っているのか、シリーズでお届けしたいと思います。

»(1)司馬遼太郎「真実のにおいがする」




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