2010/03/26

親鸞会 同朋の里に地中熱利用のF館完成 ~北國新聞にも紹介

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親鸞会同朋の里(富山県射水市)の中心施設となるF館(700名宿泊可)は、環境に配慮した「最先端のエコ館」として完成しました。

F館全体が、暑さ・寒さの外気の影響を受けにくい「魔法瓶」のような設計になっています。窓は高断熱の二重ガラスで、壁や床には断熱材が入れられています。

しかし、幾ら外気を遮断した構造でも、生き物は呼吸なしに生きられないように、建物にも換気が不可欠です。ところが換気をすると、今度は熱気や冷気が入ってきて、断熱効果が奪われてしまいます。

そこで導入されたのが、今、注目を浴びている「地中熱を利用した換気システム(※ジオパワーシステム)」です。

親鸞会の駐車場から親鸞会館に通じる地下道は、夏は涼しく冬は暖かく感じます。それは、地下5mの温度が、年間を通し約15℃に保たれているからです。この原理を利用し、外気を一度地下に通すことで、夏は外気温よりも涼しい空気、冬は温かい空気を館内に送り込むことができるのです。

F館の建設工事に携わった百味館・徳水館(親鸞会 同朋の里内の食堂と入浴施設)の館長は、

「真冬になると、親鸞会館は底冷えしますから、行事日前日から暖房を入れています。しかしF館なら、より短時間で館内が暖まるのです」

と語っています。

「地中熱」は昼夜問わず利用でき、天候・季節にも影響されません。雪深く、天候の変わりやすい北陸にぴったりのシステムです。

しかも、運転費用が少なく、従来のように冷暖房だけを使用した場合と、地中熱利用システムを兼用した場合との経費を比較すると、約2、3割の削減が見込まれます。

また、室内に入ってくる風は、自然の風ですから体にも優しいのです。

これらの利点を最大に生かし、富山県で初めて「地中熱利用の換気システム」を導入したのが同朋の里F館なのです。

時代の先端を行くエコ技術を駆使するのも、より快適な環境で、親鸞学徒が親鸞聖人の教えを語り合い、人生の目的を果たさせていただくほかに目的はありません。

※F館に導入された「ジオパワーシステム」は、季節を通じて安定した温度を保つ地中熱を、地下に埋めたアルミ製パイプを使って冷暖房に生かす仕組みです。親鸞会のF館に地中熱システムが導入されたことが、平成22年3月24日(水)の北國新聞朝刊でも紹介されました。

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