
流転を重ねた過去が、走馬灯のように脳裏を駆け巡った。
聞法を再開し、縁ある人にも親鸞会の法話の案内をし始めた。これまで、何人もの仏縁深い人と出会った 。

「報恩講といって自宅に来ても、意味不明な話しかせず、葬式と法事に明け暮れる寺の実態を見て、夫は仏法を馬鹿にしていました」
そこで高森顕徹先生を自宅に招待して法話が開かれた。

親鸞会の家庭法話の盛況をねたんでか、「寺をつぶす気か」と、陰で言う者も現れた。しかし、住職は、報恩講だからとやってきても、勤行だけで帰ってしまう
。

年老いた母親を喜ばせたい思いもあり、自宅に親鸞会講師を招いての法話を思い立ち、ふもとに近い場所に土地を求めた。
以来35年。地元の法友に愛され、法話は続いている 。

「真向かいに300年の歴史を持つ真宗寺院がありますが、法話も開かず、本当の親鸞聖人のみ教えを伝えていません」
しかしその寺は、どう思ったか、永年していなかった説教を、最近するようになったという。

親鸞会の法話に参詣し、「これは『門徒物知らず』どころじゃない。もっと聞かなければ」
親鸞会館では
『正信偈』のご説法をお聞きできると聞き、早速、参詣するようになる。

東北は浄土真宗が少ない。金本さんの住む町に、真宗寺院は皆無という。しかし、親鸞会の家庭法話には親鸞聖人の教えを聞き求める元気な笑顔があふれていた。

『正信偈』の説法を一座お聞きしたあとは、お茶やお菓子を頂きながら、法に出遇った喜びを語る声が尽きない。そんな、仏法が説かれる"宝の山"があります。

親鸞聖人の教えを学ぶ家族を紹介する連載記事です。
アパートの40畳の部屋で開かれる親鸞会の家庭法話は、亡き夫の「仏法を伝えたい」という願いが込められています。

別院でも、京都の本山でも聞けなかった「阿弥陀仏の本願の意味」。親鸞会の講演会で知らされ、自宅法話の開催へ。「首都・東京の人々に届けたい」

親鸞会の法話へ出掛けるようになった数カ月後、法友の家庭法話に参詣し、「私も法話を開いて、同じ団地の人に伝えよう」と松本さんは思い立つ。
法話のご案内
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