2009/03/21
【音響】平面スピーカーでスッキリ聞こえるよ!(その1)
法子「皆さん、こんにちは。お元気でしたか? 浄土真宗親鸞会のネット案内人・法子です。
今回は、親鸞会館の2000畳の大講堂の音響について説明していくわよ」
朋美「音響って、マイクやスピーカーのこと。そんなに大事な話なの?」
法子「そうよ。『仏法は聴聞に極まる』と親鸞聖人は教えられているの。
だから、親鸞聖人の教えで最も大事な聴聞(仏法を聞くこと)を最優先に、親鸞会館は設計されているのよ」
朋美「ふーん。こんなに広い会場だと、いろいろ難しいんでしょうね」
法子「そうね。この大講堂で、いちばんの悩みどころは音響設備だったの。天井までの高さが12m、奥行き100m。これだけの大空間で、どこに座っても、講演がスッキリハッキリ聞こえるようにするには、実はとても大変なことなのよ」
朋美「運動会の100m競走ができそうな広さだものね」
法子「スピーカーの近くに座った人に聞きやすい音は、遠くの人には小さくて聞きづらい。遠くまで聞こえるようにすると、近くの人には大きすぎる」
朋美「スピーカーって、そんなものよね」
法子「でも、それではいちばん大事な『聴聞』をする会場にはふさわしくないわ。
どの場所でも聞きやすくするには、どうすればいいのか。正本堂設計の大切な課題だったの」
朋美「あのお……、天井にたくさん、スピーカーをつけるのはどうかしら」
法子「確かに、昭和63年に建てられた520畳の講堂では、天井にスピーカーが設置されたの。
でもそれは、天井の高さが4メートルだからできたことなのよね。
2000畳の大講堂は12メートルと天井が高いので、その分、音量を上げなければならない。そうすると、今度は反響が問題になるわ」
朋美「簡単にはいかないのね」
法子「それに、高い天井に設置すると、真上から音が聞こえてくるでしょ。『映像は前から、声は上から』というように、別々の方向から情報が入ってくると、人は集中してお話を聞くことができなくなってしまうのよ」
朋美「もーう、一体どうすればいいのよ!」
法子「ところが、この難題を一気に解決する、スーパーヒーローが現れたの。それが今回の主役『平面スピーカー』よ」
朋美「平面スピーカー? 平らなスピーカーってこと?」
法子「まあ簡単にいえばそうなんだけど、実物はこれよ」
朋美「えっ、これがスピーカー? なんだか穴がたくさん開いた鉄板にしか見えないんだけど」
法子「ふふっ、そうね。でも、これがとってもスグレモノなの。詳しい紹介を、次回からしていきましょうね」
(つづく)
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(*^_^*)
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