私が世界を旅した理由|親鸞会

私が世界を旅した理由

これは6年前に世界を旅して「なぜ生きる」の答えを求めた滝下和美さん(仮名)が、仏法に出遇うまでの体験記である。


古城街道で有名なローデンブルク(ドイツ)

古城街道で有名なローデンブルク(ドイツ)


6月30日、成田発モスクワ行きアエロフロート576便は、向きを変え、助走の体制に入った。いよいよ離陸する。この緊張感、この空気、何度味わってきただろう。轟音とともに、飛行機は徐々に高度を上げていく。
私は今まで、リュックサック1つで、訪れた国々の風景や人々の生きざまを思い出していた。トルコ、エジプト、イスラエル、ヨルダン、メキシコ、インド、ネパール、タイ、フィリピン、韓国……。

同時に、これから始まる旅に思いをはせた。モスクワ経由でカイロに入る。中東諸国を回り、イスタンブールを通ってヨーロッパへ。

今回はこれまでのように、好奇心一つで行く旅とは違っていた。私は何をすべきなのか。生きる理由を知りたい。その答えを切実に求める旅だった。


滝下さんの訪問国

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