2009/09/30
花岡大学(歎異抄に魅せられた人々)
花岡大学 (はなおかだいがく1909年 - 1988年)は、
童話作家・小説家・児童文学作家であり、京都女子大学名誉教授でもありました。
児童文学作家としては宮沢賢治、小川未明(みめい)と並び称されるほど。
その花岡大学が『歎異抄』についてこう語っています。
「すくなくとも『真実に生きる道』を求めようとする人なら、
わたしはまず何をおいても『歎異抄』を読んでもらいたいと思う」
「河出人物読本・親鸞」
続きを読む »2009/09/30
花岡大学 (はなおかだいがく1909年 - 1988年)は、
童話作家・小説家・児童文学作家であり、京都女子大学名誉教授でもありました。
児童文学作家としては宮沢賢治、小川未明(みめい)と並び称されるほど。
その花岡大学が『歎異抄』についてこう語っています。
「すくなくとも『真実に生きる道』を求めようとする人なら、
わたしはまず何をおいても『歎異抄』を読んでもらいたいと思う」
「河出人物読本・親鸞」
続きを読む »2009/09/29
三重県四日市の寺に生まれた丹羽文雄。
父は不義を働き、生母は4歳の時に家出してしまいます。
それが縁となって、100年の生涯、人間の罪、業を問い続け、人間性探求一途の
作品を追い求め、500以上の書を著しました。
そんな丹羽文雄は『歎異抄』についてこう語っています。
「親鸞の『歎異抄』の文句を、私が読んでもぴんと胸にくるものがあるという
のは、親鸞の思想が今日私達とけっして時代が違っていない、新しいという
ことができると思います。
あのような昔に、どうして人間の正体というようなものを見事につかんで
いることができたのか、これは驚きです」
(親鸞の眼)
2009/09/25
多くの著名な文学者が、歎異抄に魅せられていますが、
丹羽文雄もその1人です。
親鸞聖人について語るその言葉はとても熱いものがあります。
「自分の生涯というものを考えるとき、ぼくは親鸞と自分というものを
切り離しては考えられない」(哀しき母の流転)
「親鸞は今日のわれわれの魂をつかんでいる。
五千枚の長編小説を書きあげたあと私は高い山を見あげる思いである。
それでいて親鸞は私の心のすぐそばに、こころやすく佇(たたず)んでいてくれる。(私の『親鸞』)
2009/09/24
文学関係で文化勲章を受賞した人は20名ほどしかいませんが、
丹羽文雄はその1人です。
その丹羽文雄は親鸞聖人に魅了され、こう語っています。
「親鸞にめぐり会えたことは、一介の文学者としても、
人間としても、生涯の喜びである」(丹羽文雄『親鸞』あとがき)
2009/09/15
○親鸞会顕正新聞21年9月15日号より
ニューヨークの親鸞会会員たち
8月25日から1週間、親鸞会の鈴木講師がアメリカへ渡り、ニューヨークとロサンゼルスで現地学徒と交流を深め、親鸞聖人の教えを伝えた。
特に近年、東海岸で聞法する親鸞会会員が増えたため、ニューヨークで一堂に会し、さらなる法輪拡大の一歩を踏み出した。
25日、ニューヨークに降り立った親鸞会の鈴木講師は、現地の親鸞会会員の歓迎を受け、阿弥陀仏の本願を、一人一人の胸に伝えていった。
「アメリカでは、チベット仏教や禅宗しか知らない人がほとんどです。ようやくこの東海岸にも、真実の仏法・親鸞聖人のみ教えを伝える基盤ができてきました」と鈴木講師は語る
。
2日目、親鸞会会員が集まり、夕食会が設けられた。昨秋から転勤で渡米している親鸞会会員Uさん夫婦の家で定期的にビデオ親鸞会・講演会が開かれることになった。
Uさんは、「コロンビア大学に通って勉強しています。早く友人や知人を自宅に誘って、親鸞聖人の教えを伝えていきたいですね」と話している。
時を同じくして8月末、ボストンでも、親鸞会椎名講師が、仏教公開講座を開いていた。
「東海岸で新たな風が吹いているのを感じます」と、アメリカ担当の親鸞会・前田英夫講師は語っている。
2009/09/15
今、スカイプ会合が盛り上がっています。スカイプとは、インターネット上で無料で通話できるソフトウェア。これを使えば、全世界に親鸞聖人のみ教えを伝えることができるのです。
昨年10月、音楽家のCさんがボストンで仏縁を結びましたが、直接会う機会が少ないので始めました。Cさんは大喜び。それからは毎週、欠かさずスカイプ会合を設けています。
この輪が広がり、先月は7人が参加しました。カンザス州(米)のVさんは、「朝晩、勤行をしていますが、その意味をここでお聞きできるなんて思ってもみなかった」と声を弾ませていました。ハワイのWさんは、転勤でオアフ島での勉強会に出席できなくなり、今年の初めからスカイプ仲間に。昨年、富山に長期滞在していたカリフォルニア州のPさん、日本で英訳事業の手伝いをするイラン出身のBさんなども加わりました。
まるで目の前にいるように話ができる、非常に便利な道具です。参加した喜びから、口コミでどんどん輪が広がっています。
○親鸞会顕正新聞21年9月15日号より
続きを読む »2009/09/14
「私はすでに『歎異抄』を中心にして一冊の書物を書いているが、
親鸞の信の結実とその真の姿は、『教行信証』全体に入ることが
ないならば、見とどけることはできないと強く言いたい。
そしてこれまで『歎異抄』を中心に定着されてきた親鸞の「信」を、
『教行信証』を中心にして見直し、大理論家、大実践者としての
親鸞まで行きつきたいと考えるのである。
そのようにしてとらえた親鸞の姿、それこそがまた『歎異抄』の
親鸞そのものの真の姿であると考えるのである」
(野間宏『親鸞』 p29)
続きを読む »2009/09/13
「『歎異抄』は、幾度読み直しても、その度ごとに、新しいという感じを
受ける、書物である。
それはこの書物が、私にとって非常に重要な書物であるからでもあるが、
また、この書物が実際に、いかにすぐれた言葉に埋められているかを
明らかにしてもいるといってよいだろう」
(野間宏『歎異抄』あとがき)
続きを読む »2009/09/11
【親鸞会の顕真学院の研修に参加して】
学院の皆さんは皆、生き生きとして常に優しく
食事はいつも心のこもったものばかりでありました。
また、研修に参加した人たちも皆、思いやりがあり、
私はいつも手助けしていただきました。
行く前は不安でありましたが、参加してみると、
不安など一つも感ずる暇なく過ごすことができ、
参加して本当によかったと思います。
帰りは、お礼の言葉も涙にかき消され、言葉にもなり
ませんでした。
静寂な大自然に建つ、あこがれの顕真学院に、まさか
この私がご縁を頂こうとは想像もできず、夢の
ような3日間でした。
細かく教えていただき、長年、主婦をやってきましたが、
我流であることが浮き彫りにされた思いです。
節約に対しても、全く感覚が違うこと、浄財の重さを
感じさせていただきました。
また、身だしなみの大切さ、バッジ、名札とのバランス、
その場に応じたあいさつなど丁寧に教えていただきました。
親鸞会会員・親鸞学徒として、あるべき姿をたくさん教えていただき
ましたので、一つ一つ実行していきたいと思います。
研修に参加させていただき、強く反省させられました。
高森先生の、一刻も無駄にされないお姿に、自分の
生ぬるさを知らされるばかりでした。
整った環境の中で、何から何まで教えていただき、研修会に
ご縁がなければ分からないことばかりでした。
このようなご縁を頂き、心より感謝いたします。
2009/09/10
先日、イギリスの27歳の女性タレント、ジェイド・グッディが
ガンで亡くなりました。
Jade Goody wikipedia
彼女は半年前、ガンと分かり、死を宣告されました。
その時、残りの人生をメディアにさらして生きることを
決意したのです。
メディアは、連日、日に日に弱っていく彼女の写真を流し、
私も毎日見ていました。
そんなある日、私は衝撃を受けました。
死に近づく彼女の記事を読み終えたあと、
「急げよ、おまえも死ぬぞ」
という声なき声が聞こえてきたのです。
無慈悲にも私は、彼女の苦境を楽しんでいたのでした。
まさに“娯楽”だったのです。
しかし、もっと衝撃的だったのは、さらに心の奥底を
見てみると、そのことに“恥じる気持ちがない”ということでした。
こんな自分は間違っていると分かってはいます。
懺悔のない、鬼の心だと思います。
このようなことを知らされるのは辛いですが、
それは、もっと深く自己を見つめよ、ということだと思います。
いまだ知らない自分がどれほどあるかしれません。
しばらくしたある日、私は彼女の死を知りました。
ショックでした。
しかし、、自身の死を宣告された時、私は、どれほど
衝撃を受けることでしょう。
こんな私でも救われる親鸞聖人の教え、阿弥陀仏の本願を
真剣に聞かせていただきたいと思います