2009/10/10
《報恩講特集》ご恩に報いるには?
「人生の目的」を明らかにされた親鸞聖人のご命日の前後に開かれる
法筵(ほうえん)が《報恩講(ほうおんこう・親鸞聖人のご恩に報いる集まり)》です。
(※参考 「報恩講」って何かしら?|法子と朋美の仏教講座|浄土真宗親鸞会)
http://www.shinrankai.or.jp/b/noriko-tomomi/03houonkou.htm
蓮如上人は《報恩講》の意義を『御文章(お文さま)』に
繰り返し繰り返し教えておられますが、今日は、その一つ、
「四帖目第五通」を紹介したいと思います。
〔御文章四帖目第五通・中古已来〕
今月報恩講七昼夜のうちにおいて、各々に改悔の心を起して、
わが身の誤れるところの心中を、心底に遺さずして、
当寺の御影前に於て、廻心懺悔して、諸人の耳に之を聞かしむる
ように、毎日・毎夜に語るべし。
是れ即ち、「謗法闡提・廻心皆往」の御釈にもあい適い、
また「自信教人信」の義にも、相応すべきものなり。
しからば、まことに心あらん人々は、この廻心懺悔を聞きても、
げにもと思いて、同じく日頃の悪心を廻して、善心になりかえる人
もあるべし。
これぞまことに、今月聖人の御忌の本懐にあいかなうべし。
これ即ち、報恩謝徳の懇志たるべきものなり。
あなかしこ あなかしこ。
○文明十四年十一月二十一日。
ここに《自信教人信》(じしんきょうにんしん)という言葉が出てきます。
「自ら信じ、人に教えて信ぜしむる」
と読みます。
「自ら信じ」とは
「自分自身が信心決定(しんじんけつじょう・人生の目的達成すること)する」
ということ。
「人に教えて信ぜしむる」とは
「人生の目的達成(信心決定)の道を1人でも多くの人たちに教え導くこと」
です。
この《自信教人信》はとても難しいこと。
だからこそ「まことに、仏恩報ずるになる(真成報仏恩・しんじょうほうぶっとん)」
と教えられています。
もうすぐ親鸞聖人のご恩に報いる集まり《報恩講》がつとめられます。
恩に報いるには、なにが報恩の道かを知らねばなりません。
親鸞聖人のご恩に報いるに道は《自信教人信》であることを
知っていただきたいと思います。
関連記事:
- None Found
[...] 親鸞聖人報恩講 のチラシ [...]
[...] 親鸞聖人の本当の教えに 巡り遇えた幸せが あふれています! 「今年の報恩講、親鸞会館で 『歎異抄』について [...]
[...] 来月は、親鸞聖人、報恩講ですね。 [...]
[...] 親鸞聖人報恩講 まで [...]
[...] 親鸞聖人 報恩講 世界同時開催 [...]
[...] 親鸞聖人報恩講が勤められたことが [...]