2009/08/21

《歎異抄に魅せられた人々》武田鉄矢(東野圭吾の白夜行のドラマで)

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親鸞会は、親鸞聖人の教えを正確に一人でも多くの方に
お伝えするための集まりです。
「親鸞聖人といえば歎異抄」といわれるほど歎異抄は有名ですが、
「歎異抄に魅せられた人々」と題して連載しています。
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直木賞作家、東野圭吾『白夜行』がドラマ化(2006年1 - 3月)されましたが、

笹垣という刑事役を演じた武田鉄矢が何度も歎異抄』の言葉を口ずさむのがちょっと

した話題になっていました。

原作にはない『歎異抄』の言葉を使うようになったのは、武田鉄矢自身の思いからでした。

その経緯について、武田鉄矢はこう語っています。

―笹垣を演じるにあたってのこだわり

犯罪者2人が愛というテーマでずっと何かを追い続けるのならば、
笹垣も何か強いもの持っていないとダメだと思って、演出家と相談して、
すき間すき間で親鸞の(教えを説いた)『歎異抄』を口ずさんでるんです。
これは最初にやった時に演出家が訳分からず「あっ、いいですね!」って
言ってくれて、それ以降やらせてもらってるんですよ。




なぜ『歎異抄』なのかと言いますと、このドラマの持っている最終的な大きい
テーマじゃないかと思うんだけど、
「善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや」というのがあるんですが、
悪こそ救済の対象なんだという意味で、これは原作の中で深く漂ってるんじゃ
ないかって思ったんですよね。




雪穂がマリア様に向かって自分の運命をのろうところがありましたが、
マリアから打ち捨てられたヒロインを救いうる宗教は世界にたった一つ、
親鸞の浄土真宗だけなんですよね。

これがどういう結果になるか分からないですけど、
毎回小さく『歎異抄』の一部分をつぶやきで入れています。


 

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悪をつくらずしては生きていけないのが人間。
すべての人をそんな極悪人と見て取られ“必ず助ける”と誓われたのが
阿弥陀仏という仏さまの先生でした。

その弥陀の本願一つを明らかにしたのが仏教であり、親鸞聖人です。
武田鉄矢は『歎異抄』から、その深さを感じとったのでしょう。


 「いづれの行もおよびがたき身なれば、地獄は一定すみかぞかし」
 6分ごろに出てきます。

☆作中に出てくる言葉は以下のとおりです☆

【第1話】 『歎異抄』第一章
「悪をおそるるなかれ。弥陀の本願さまたげるほどの悪なきゆえに」

【第1話】 『歎異抄』第十三章
「わがこころのよくて人殺さずにあらず。人害せじとおもうとも、百人千人殺すことあるべし」

【第3話】 『歎異抄』第五章
「親鸞は父母供養のため、一返にても念仏そうらわず」

【第4話】 『歎異抄』第二章
「いづれの行もおよびがたき身なれば、地獄は一定すみかぞかし」

【第5話】 『歎異抄』第十四章
「念仏申せば八十億劫の罪滅す」

【第6話】 『歎異抄』第九章
「苦悩のふるさと捨てがたく、安らぎの浄土は恋しからず候」

【第7話】『歎異抄』第二章
「念仏は浄土にうまれる種あり。地獄におつべき業や、惣じて存知せざるなり」

【第9話】『歎異抄』第三章
「弥陀の本願、悪人成仏のためなれば」


http://www.tbs.co.jp/byakuyakou/inter11_7.html“target=”_blank

http://www.tbs.co.jp/byakuyakou/inter11_8.html“target=”_blank

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