2009/03/26
「信心決定」は初めて聞いた 〜親鸞会•勉強会レポート〜
蜃気楼で知られる富山県東部。
4月から5月にかけ、晴れて風の穏やかな日に現れやすい、幻想的な風景が蜃気楼です。
雪解け水が富山湾に流れ込むこの時期、海面近くに冷たい空気が滞留し、その上の暖かい空気との間に、密度が急激に変化する層ができます。
ここで光が屈折して、対岸の風景などが伸びたり反転した虚像が現れるのです。
一度、実物を見てみたいものですね。
そんな蜃気楼が楽しめる海岸から程近い会場で、親鸞聖人の教えを学ぶ勉強会が行われています。
3月の回では、午前と午後で30名以上の参加者がありました。
続けて出席している人に加えて初めて来た人も半分近くあり、6名のスタッフは大わらわ。
親鸞聖人のアニメーションを見て、比叡山を下山なされた29歳の聖人が、京の町で法然上人に出会われ、阿弥陀仏の本願に救い摂られる場面を見ました。
弥陀の本願に救われたことを、「信心決定」といいます。
「私、宗教の話って、けっこう好きなのよね」と語っていた初参加のKさんも、親鸞聖人の9歳でのご出家や、越後流刑、山伏・弁円の済度などは知っておられましたが、「信心決定」は初めて聞いたとのことでした。
スタッフの、「親鸞聖人を描いた映画や本はたくさんありますが、29歳の時の、信心決定がハッキリ表されているものは、なかなかないんです。それが、親鸞聖人の教えをいま一つボンヤリさせている原因ですよ」
という説明を聞き、うなずいておられました。
1週間後に行われる交流会にも参加したいということで、お弁当の申し込みをされました。
ぜひ、続けて聞かれたらいいですね。
そんな元気な勉強会を、今後も紹介していきます。
(I)
>>信心決定したとはどんなことをいうのか(浄土真宗講座)
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