2009/03/17

怪我なんかに負けておれん

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今年90歳になる佐山タミエさんは、毎日、元気に聞法しています。

実は、昨年9月、自宅の裏庭で転倒し、救急車で病院に運ばれました。

前のめりに転倒したため、顔を打ち、内出血して、目もあけられないような状態でした。

しかし、検査の結果、幸い、頭も骨も異常がなく、3日後には退院できました。

自宅で療養し、1ヶ月後には、また元気に聞法にも出られるようになったのです。

その様子に、近所の奥さんがビックリして

「佐山さん、あんた、この前、救急車で運ばれたと思ったのに、もうそんなに元気になったの?

 親鸞聖人の教えを聞いている人は、怪我も早く治るんかね?」

すかさず、

「いやいや、親鸞聖人の教えはそんな病気治しの教えでない。

 生きる目的が教えられているんや。

 だから、どんなに苦しくても生きていこうという力が出てくるんや。

 怪我なんかに負けておれん。あんたもいっぺん聞いてみられ」

と佐山さんは答えたと言います。

90歳になっても、生きる力がみなぎっておられます。

(プライバシー保護のため、個人名は仮名にしてあります)

(P)

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