2009/02/21
『お経』と『正信偈』の違いを知ってビックリ!
富山県のある町での親鸞会の講演会に、先日、60代の男性が初めて参詣されました。
昨年、奥さんを亡くされ、「供養のために」と、『正信偈』を拝読するようになられたそうです。
ところが、その日の講演会で、
「お経は、お釈迦さまのお言葉を書き残したものですが、『正信偈』は、親鸞聖人の書かれたものですから、お経ではありません」
と聞いて、ビックリ!
休み時間に、
「『正信偈』がお経でないなら、妻の供養にならないのではないでしょうか?」
と質問してこられたのです。
仏教といえば、葬式や法事を思い出し、〝亡くなった人の供養のために求めるもの、お経も、そのためにある〟……と思っている方は、大変多いようです。
しかし、実際は、そうではありません。
仏教とは、2600年前、インドで活躍されたお釈迦さまの教えです。
お釈迦さまが、35歳で、大宇宙最高の仏のさとりを開かれてから、80歳でお亡くなりになるまで、45年間説かれた教えを、今日、仏教と言われます。
お釈迦さまは、亡くなった人に教えを説かれたのではなく、生きている人に説かれたのです。
質問してこられた男性に、
「生きている人が、生きている時に、本当の幸せに救われる。そのために説かれたのが、仏教なのですよ。親鸞聖人の『正信偈』には、その仏教の真髄が明らかにされているのですから、生きている私たちが、『正信偈』の御心を、よく聞かせていただくことが大切なのです」
とお伝えすると、またまたビックリ!
「仏教とは、供養のためにあるんじゃないんですか。生きている人のためなんですか」
と、目を丸くして、何度も、確認されました。
〝もっと親鸞聖人の本当の教えを知りたい〟と、『正信偈』や『御文章』を希望し、その後の講演会でも、早速、赤線を引き、熱心に学び深めておられます。
親鸞聖人を尊敬し、朝夕、『正信偈』を拝読していても、その意味を知らない人は、少なくないようです。
親鸞聖人が、800年後の私たちに、「何としても伝えたい、知ってもらいたいことがある」と、一字一涙の御心で書き残された『正信偈』の意味を、正しくお伝えしたい!
そう思わずにおれないご縁でした。
親鸞会では、毎月、富山県射水市の親鸞会館にて『正信偈』についての法話会が開かれています。
また、全国各地でも親鸞会の講演会は開催されています。
(T)
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