2009/04/02
「最も遠い国」で輝く仏縁 〜アルゼンチンの親鸞学徒〜
ブラジルで親鸞聖人の教えを伝えている、親鸞会講師からの便りです。
浄土真宗親鸞会サンパウロ会館ができて16年、とても大切に使われていることが、掃除しながら知らされる毎日です。
行事のない日にもブラジルの親鸞会会員の方はよく会館に来られます。
先日は、約1年ぶりに来館した女性がありました。
隣国・アルゼンチンの大学で医師を目指す学生です。
以前は毎週のように会館で聞法していたそうですが、サンパウロの高校を卒業し、アルゼンチンに移ってからはご縁が持てず、悩んでいたようです。
一人お仏壇に合掌し涙する姿を見て、日系人でもない、日本語も分からないのに、阿弥陀仏のお導きによって仏縁を結ばれる尊さに心打たれました。
「一緒に勤行しましょう」と声をかけると、とてもうれしそうな笑顔になりました。
地球上、日本から最も遠いブラジルで光に向かわれる親鸞会会員の純粋さ、目の輝き、真剣な聞法姿勢は全く如来聖人のご恩の賜物と拝さずにおれません。
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