昆布〆めの昆布は、食べますか、捨てますか?
みなさん、こんにちは。
親鸞聖人降誕会で行われた「会食会」の話題のつづきです。
食べることになると、喜ぶのが「子ども」というものです。
この会食会にも、私の子どもも、喜び勇んでやってきました。
「どんなおいしいものが食べられるのだろう……」そんな思いからか、目がキラキラしています。
そしてふたを開けると……
「うーん、私が食べれそうなものは……さくらんぼだけかな」
おいおい、そりゃないだろう。
確かに、メニューはどれも「大人向け」の献立。小さい子どもには無理もないかもしれません。
それにしても、このさくらんぼは「山形県産」。
めったに食べれません。我が家で「さくらんぼ」と言えば、安物の「アメリカンチェリー」ですよ(笑)。
メロンも熊本県産、巨峰は山梨県産と書いてありますが……高級名産地ばかりでありません?
とんでもないお弁当が登場したことになります。
さて、ご飯の隣には「昆布〆め」があります。
学生さんで「これは何ですか?」と聞いてきた人がありますが、昆布〆めは富山県名産の食べ物。そう、富山県外の方には、珍しいものかもしれませんね。
鯛の刺身を昆布で挟んだというものですが、なにしろ富山県の昆布消費量は全国一だというニュースも聞いたことがあるぐらい、昆布昆布昆布の県です。
何も知らない人が、昆布〆めから昆布を取る時、ねっとりと糸を引くのを見て「これ腐っているよ」と言っていますが、そうではありません。こういうものなんですよ。
ところで、中の刺身を食べるのは当然として、昆布も食べます?
隣にいた、生まれも育ちも富山の根っから富山人に聞いてみたところ、
「……食べないでしょ?」
えええ、そうなですか?
昆布、食べると思いますが。
時には固い昆布もあるので、食するのに難儀することもありますが、今回のお弁当の昆布はやわらかくて食べやすかったですよ。
……昆布〆めの昆布、あなたはどうされました?