2008 年 8 月 29 日

一流ホテルのゴージャス感をどうぞ

カテゴリー: 親鸞会館の見どころ — auto @ 9:33 AM

「ほかではもう味わえない」法輪閣の欧風料理が好評を博しています。

法輪閣 ロビー

年始から務める料理長は、法輪閣ロビーの会食でイタリアンのコース料理やフレンチなど、ホテルのレストランで40年間磨いた腕を振るっています。

中でも今、人気上昇中なのはディナーのパスタセット。
メニューは数日ごとに替わり、魚介のパスタやカルボナーラ、ぺペロンチーノなど、いろいろなパスタを楽しめます。

親鸞会 法輪閣

写真は、「魚介のクリームパスタ」
サーモンやホタテの魚介類、しめじや舞茸のキノコに加え、ベーコン、たまねぎ、インゲン豆など多様な食材を、チーズたっぷり、まろやかなトマト風味のクリームソースでまとめられたもの。
そう聞くだけで私のお腹が喜びます。

そして仕上げに入れたバジルの風味に、「ハーブの利いた料理は、一度食べると忘れられない」という声も聞こえてきます。

また、無農薬・有機栽培の旬のトマトやキュウリ・ナスの夏野菜はサラダに、ハーブはパスタや肉料理に惜しみなく使われています。

料理長は、「皆さんが楽しんで食事をしながら、縁を結び、信仰を深める。いつでも、そういう場所にしたいですね」と笑顔で語っていました。

親鸞会 同朋の里

バイキングもいかがですか?

バイキング

2008 年 8 月 28 日

のこぎり坂の別れ 〜細呂木の親鸞聖人歌碑〜

カテゴリー: 日記 — auto @ 9:50 AM

福井県は吉崎、と言えば蓮如上人のご旧跡、吉崎御坊で有名な場所です。親鸞会の皆さんには、あええてここで詳しく説明する必要もないでしょう。

吉崎を訪ねれば「蓮如の里」という大きな看板が迎えてくれます。東西本願寺の別院が存在してはいますが、完全に観光名所としての役割を果たしている、という感じです。
400年の時が流れたとはいえ、蓮如上人の功績が残され、上人を慕って吉崎を訪れる人が多いのも驚くべきことですね。
さて、この吉崎の近くに、以外にも親鸞聖人のご旧跡があるのはあまり知られていません。
「なぜまた福井に親鸞聖人の足跡が?」
と思いがちですが、親鸞聖人35歳の時の越後流刑の際、北陸を通られながら、各地で布教もされていました。その伝承は、福井、石川、富山の北陸三県の随所に残されています。

ということで、やって来たのは福井県の細呂木地区。JR北陸線に「細呂木駅」があるので、名前を聞いたことがある人も多いでしょう。実際の細呂木はJR駅からもっと日本海側、北潟湖の近くにあります。近くには、これまた有名な「嫁威し谷」もあります。

細呂木地区の旧北陸街道
細呂木地区の旧北陸街道

この辺りは加賀と越前の境界付近になり、江戸時代には福井藩の「細呂木関所」が置かれた所でもありました。
旧北陸街道が通り、かつては相当にぎわった場所なのでしょう。流刑にあわれた親鸞聖人も、この道を通られたに違いありません。

その細呂木地区に「のこぎり坂」という坂があります。地元の人でもあまり知られていないようですが、ここに親鸞聖人の御歌が刻まれた石碑が遺っています。(地図

のこぎり坂

これは道路から外れた、斜面の中程に建っているので、非常に見落としやすいです。だからこそ、あまり知られていないのかもしれません。

歌碑には

『音にきく のこぎり坂にひきわかれ
身の行くすえは こころ細呂木』

と、親鸞聖人の御歌が刻まれています。

おそらく、越後に向かって越前国内を旅される途中、多くの方に教えを伝えられたのでしょう。「もっとお聞きしたい」という同行方が、親鸞聖人の後をついていったと推測されます。
しかし、さすがに越境はできません。こののこぎり坂で、上人と越前の人との辛い別れがありました。

せっかく仏縁に恵まれ、真実の教えを聞かれるよになったのに、ここでお別れせねばならないとは、のこぎりで切り裂かれるように辛いことだ、というお気持ちからでしょう。
この山上で、おそらく最後の説法をされたのではないでしょうか。

ところで、歌碑の側面には「文政十二己丑仲秋再建之 魚津町同行中」とあります。

つまり、江戸時代末期の文政12年(1829)秋に再建されたものということです。

「魚津町同行」とはおそらく、富山県魚津市の真宗門徒と考えられます。
なぜにまた、富山県の人たちが細呂木に石碑を建てたのでしょう?

推測するに、富山県から京都の本願寺へ聞法にはせ参じる人たちが多かったということでしょう。もちろん、歩いての往復。魚津の人たちがさびれた石碑を見て、志を集めて再建したものと考えられます。
さすが、親鸞聖人の教えを聞き求めようと旅する人が、聖人の歌を心の支えとしたのでしょう。

北陸が、親鸞聖人、蓮如上人と深い縁がある土徳の地であることに、深い感銘を受ける話でありました。

2008 年 8 月 11 日

地獄(?)を撮ってきました

カテゴリー: 日記 — camera @ 10:55 AM

 さとし@カメラ小僧です。

 テレビを見ればどこもかしこも北京オリンピック一色!なにかと問題のあった今回の開催ですが、日本の選手団の皆さんには是非とも全力を尽くして頑張ってもらいたいものです。

 それにしても、今年は原油価格の高騰などから飛行機の運賃が高くなったりして夏休みの海外旅行は例年より少なめだそうですね。お盆の帰省すら控える人がいらっしゃるのだとか……。家族旅行も海外旅行から国内旅行に切り替える人も多いそうで、富山県の誇る観光名所立山黒部アルペンルートは実に賑やかでした。

 私も早朝から出掛けてきたのですが、今回のお目当ては、室堂にある「地獄谷」。雪の多い季節には遊歩道が隠れてしまうという事で、立ち入り禁止になっている区域です。夏なら全く問題なし。

 室堂のターミナルから暫く行ったところに、地獄谷に続く坂道があるので、そこをひたすら下ります。

みくりが池から地獄谷への道

 谷底までは、かなり距離があるのですが、下り始める時には、谷底から何やら「シューシュー」と音がする。さらに下って行くと段々と硫黄臭くなってくる。その正体がコレ。

鍛冶屋地獄の硫黄の塔

 坂道を下り切ってT字路があるのですが、そこにある硫黄の塔。この辺は「鍛冶屋地獄」と言い、この塔からもの凄い勢いで噴気が出ています。ちょっと前に自殺で問題になった硫化水素なんかも出ているそうですので、いくら観光でも「すみやかに通り抜けてください」という看板が立っているほど。

 ここから「百姓地獄」という所に向かって歩いて行くと、こんな光景だ。

地獄谷の風景

 いやいや、実に荒々しい光景です。噴気は、鍛冶屋地獄の硫黄の塔だけではなく、地獄谷のあちこちから上がっている。綺麗なせせらぎのように見えるところも泡がボコボコと吹き出している。決してのどかな光景とは言い難い。

何やら噴出しています

 いや、まさに死の世界ですね。ちなみに遊歩道の何カ所からも小さな泡がポコポコと出ていたりして、とにかく地獄谷を歩く時は臭かったです。昔の人はこの光景を見て地獄を連想したらしく「立山に地獄あり」と言い伝えられてきたのだそうです。まあ、歩いていても臭い以外に全く苦しくない「かわいらしい地獄」でしたけどね。観光名所な地獄なんてあるかっ!と思わず突っ込んでしまいました。

 こういう記事を見ていると、立山って恐ろしいところかと思われるかもしれませんが、地獄谷以外なら非常に美しい光景を見る事ができます。室堂ターミナルから近くの「みくりが池」なんかは、火山湖なんですが、天気が良いと、大汝山や雄山が映り込んだりして実に眺めが良いのです。

みくりが池と大汝山

 冬は雪に閉ざされてしまう立山ですが、春夏秋は、それぞれに春スキーと雪山、高山植物、紅葉と変化に富んだ景色を見せてくれますので、是非足を運んでみてくださいね!

 ではでは。

2008 年 8 月 9 日

親鸞会館の、こんな拝観はいかが?

カテゴリー: 行事の感想 — auto @ 10:04 PM

富山県射水市にある親鸞会館には、毎日のように拝観者が訪れています。

というのも、北陸自動車道の小杉インター付近の上下線に、「浄土真宗親鸞会館」の大きな看板が立てられているのも、その一つの理由でしょうか。

目立ちますよねー、これ。

実際に、この看板を見て「おお、これって何だ? 小杉インターから近いならちょっと行ってみるか」と、ふらりと訪問される方も多いとか。
拝観を縁に、その後の正本堂2000畳の大講堂のご法話に参詣される方の数も急増中。

案内する係のお姉さんに聞いたところ、団体での拝観もよくあるのだとか。

以前は、地元小杉町(現射水市)の方が100人規模で訪問してこられたり、ブラジルの姉妹都市訪問で来日していた「パラナ州視察団」も訪れたりしたとか。
みなさん、「こんな素晴らしい建物があるとは知らなかった」と、特に大講堂の広さには目をまるくされるそうです。当然でしょう。

さて、こんな拝観行事は如何でしょう。

7月21日の日曜日、富山県西部の有志による親鸞会館拝観が行なわれました。

親鸞会会員だけではなく、会館へ来るのは初めてという人も多い中、講師によるユーモラスで丁寧な説明がなされました。
30畳分の広さを持つ発光ダイオード製の大型映像に映し出される「親鸞聖人」のアニメに皆さん感動!
非常に天気もよく、3階ロビーから見える風景は、正に絶景です!

さて、一通り館内を見た後、某所にて一流シェフによるイタリア料理が待っています。
ランチのフルコース。

料理長が親鸞会会員なのですが、ホテルのレストランで40年間腕を磨いたそうで、「こんな味はもう他では味わえない」と、感嘆の声しきり。
食材も、無農薬・有機栽培の野菜をふんだんに使うこだわりようで、参加者みんな大満足!!

こんな拝観行事、いかがですか?
畳敷きの空間としては、世界最大規模の親鸞会館・正本堂が、あなたをお待ちしています。

2008 年 8 月 8 日

同朋の里の工事も順調でした♪

カテゴリー: 日記 — camera @ 2:23 PM

 さとし@カメラ小僧です。

 聞法ドメインの同朋の里で進められている、D館、食堂、大浴場の新築工事も大詰めです。それぞれの足場も撤去され、駐車場からも外観がハッキリとわかるようになりました。特にD館は濃い緑の屋根と木目の美しい外壁がオシャレです。既に駐車場からD館へと伸びる道路のインターロッキングの施工も着々と進んでいるようです。

D館の外観

 また、大浴場や食堂も姿を現しました。

食堂と大浴場

 この夏休みにも県外から、家族連れや学生さんなども多く訪れ、のどかな自然の中で親鸞聖人の教えを聞き、そして、語り合って、同朋の里や法輪閣は実に賑やかでした。ただ、やはり現在の建物だけではパンク状態ですので、D館、食堂、大浴場の完成が待ち遠しいですね!

 工事現場を歩くと、連日の猛暑で汗だくでしたが、木々に囲まれると涼しい風が吹き、暑さを忘れることができます。工事関係の皆さん、体調管理には気をつけて頑張ってくださいね!

 ではでは。

2008 年 8 月 5 日

親鸞学徒追悼法要が勤修されました

カテゴリー: 行事の感想 — camera @ 1:40 PM

 さとし@カメラ小僧です。

 先日の8月3日(日)には、親鸞会館にて親鸞学徒追悼法要が勤修されました。

 朝の正信偈の勤行のあと、親鸞学徒を代表して2名の方の体験発表があり、高森先生のご法話を聴聞させていただきました。今回はお釈迦さまの説かれた「人間の実相」の譬え話について聴聞させていただきました。刻々と確実に寿命が縮まっているのに、その現実から目をそらし、お金や財産、地位や名誉などを必死になって追い求めている全人類の愚かさをロシアの文豪であるトルストイも絶賛する譬えをもって教えられました。

 昨年の追悼法要では、共に聞法していた法友が、今年の追悼法要では追悼される身となられた方もありました。今年追悼している私が、来年の追悼法要では、どうなっているでしょう?

 いずれやってくる老後の不安からか、年金問題で大騒ぎしますが、それ以上に必ずやってくる未来が、我が身の死です。それから目をそらさず真面目に見つめて仏法を求めたいものです。

親鸞学徒追悼法要にて逝去者氏名を見る参詣者

 追悼法要には、家族や親戚、友人と参詣された方も多くおられました。このご縁で無常を見つめ、聞法される事を念ぜずにおれませんでした。

 ではでは。