2008年09月22日

【現代に生きる仏説】「生まれる」のは、いつだ

公式サイトの「現代に生きる仏説」に「「生まれる」のは、いつだ」を掲載しました。

 弥陀の本願文には、「若不生者 不取正覚」(若し生まれずは、正覚を取らじ)と誓われている。
「正覚」とは「仏覚(仏のさとり)」のこと、仏にとっては命である。
「若し生まれさせることができなければ、命を捨てる」という、まさに、この8字は、阿弥陀仏が命を懸けて誓われている極めて重要なお言葉であるから、親鸞聖人は「弥陀の本願」を「若不生者の誓」とおっしゃっている。
 では、「必ず、生まれさせる」と弥陀が命を懸けられる「若不生者」の「生」とは、何を、いつ、どのように、「生まれさせる」ということなのか。これが大問題となるのだ。