親鸞会は蓮如上人の遺産|親鸞会 会員の声

『親鸞会は蓮如上人の遺産』

 親鸞学徒は常に、「親鸞聖人のお言葉」をまず提示して、その文意を丁寧に、分かりやすく話すことに徹します。ですから、1度でも親鸞会の講演会に参加した人なら、正面に必ず「親鸞聖人のお言葉」を掲示し、その意味をお話しする講演形式に、他との歴然たる違いを感じ取られるでしょう。

  親鸞会 正本堂

 蓮如上人が、まさにそうであられました。

 蓮如上人の御文章には

「聖人一流の御勧化の趣は……」(親鸞聖人のみ教えは……)と話を進められ、聖人のみ教え以外、自己のことは何も書かれてません。

 

 親鸞聖人の教えの忠実な実践者、親鸞学徒のかがみと、私たちが尊敬してやまない理由です。

 かつて蓮如上人の研究を20年以上続け、その後、親鸞会の存在を知ったアメリカのマイナー・リー・ロジャース教授(故人)はこのように言っています。

 ロジャース教授と蓮如上人の出会いは、40歳を超え、アメリカ、ハーバード大学で日本文化、歴史、思想を学んでからのことです。

 それまで、キリスト教、英国教会の宣教師として4年間(1961〜65)、日本に滞在していましたが、当時は蓮如上人どころか、浄土真宗すら知りませんでした。

――蓮如上人との出会いは。

「鹿児島県で2年間、宣教師として布教活動しました。その時、あるキリスト教徒に出会ったのです。私も尊敬する立派な人でしたが、苦しい時には、その人の口から、祈りの言葉ではなく、いつも念仏が出ていました。念仏はいったい何なのか、知りたいと思ったのが帰国して、キリスト教と日本仏教の比較宗教学を専攻する動機になりました。

 日本文化を学ぶうちに、一向一揆に関心をもち、蓮如上人が深くかかわっているということから興味を抱き、研究に入りました」

写真1

――キリスト教と仏教を比較して、どのように感じられますか。

「キリスト教は白人のみの教え。人間の研究において、仏教は根元が深いです。仏教の凡夫の思想にピンとくるものを感じました。  親鸞聖人の教えは普遍性があり、宝物。親鸞聖人、蓮如上人の信心の前には、私は子供のような感じがします」

 ロジャース教授は、著書の中で、こう書いています。



Takamori is seen by members of the Shinrankai as the good teacher(zenchishiki) within a dharma-lineage beginning with Sakyamuni and continuing through the seven Pure Land masters to Shinran, Kakunyo, and Rennyo. ------ Under Takamori's leadership, the Shinrankai vigorously and persistently summons the Honganji to return to Shinran's true teaching, unsullied by what are perceived to be distortions that developed in the years following Rennyo when the Honganji became a privileged and powerful religious institution. A striking aspect of the Shinrankai is that, in espousing a return to Shinran, there is no effort to downgrade or bypass Rennnyo.」 (『Rennyo』Minor L.Rogers & Ann T.Rogers)

「親鸞会は、釈迦牟尼から七高僧を経て、親鸞聖人から覚如、蓮如上人へと続いた正法の正統な継承者の1人、よき師(正しい仏教の先生)と高森氏を仰いでいます。高森氏のもと、たいへん精力的に、かつ根気強く親鸞聖人の真実の教えに戻るようにと本願寺に要求しています」

 そして、高森先生の講演に参詣した感想を、次のように語っています。

「もっと親鸞会のことが知りたいです。ここには、教えに統一された純粋なものを感じます。
 親鸞会は蓮如上人の遺産と思います。私の論文の最後にぜひ取り上げたい」

「親鸞聖人のお言葉」をもって、「親鸞聖人の教え」を明らかにする親鸞学徒の集まり。

それが、浄土真宗親鸞会なのであります。

 

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