光に向かう青年達2|親鸞会.NET

世は愁嘆の声ばかり

親鸞会・特集・コスモスの花

私は地方公務員です。
日々、「市民の生の声」と向き合うのが仕事といっても過言ではありません。もっとも「生の声」といってもその実態は、苦情という名の愁嘆の声ばかりです。

悪徳商法にだまされた、住民税が急に高くなったのはなぜだ、など内容は様々ですが、どれも嘆きの声に変わりはありません。
窓口には、来る日も来る日も愁嘆の声があふれており、まさに難度海の波がさかまく人生模様が展開されています。

ところで、地方公務員といえば倒産やリストラの心配がなく、誰もがうらやむような(時には目の敵にされるような)職業ですが、その実態は、連日の残業で体をこわして療養中の人もあれば、子供が大学卒業後も働かずに引きこもってしまったという人もあり、また、「高度化する市民の要求」への対応に疲弊し、精神を病む人もあります。

数年前には自殺した人もいると聞いています。

そこまでいかなくても、上司や同僚の悪口はいつもどこかで聞こえています。
市民サービスを受ける側も行う側も、みんな朝から晩まで一生懸命ですが、報われず苦しんでいます。

そんなに苦労してまで、なぜ生きるのか。

私の職場には残念ながらその答えを教えてくれるところはありません。
親鸞会で親鸞聖人の教えを聞き、その答えを教ええていただいている身を、どれだけ喜んでも、喜びすぎることはないと知らされます。


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