青年大会|親鸞会 会員の声

「おまえ明るくなったなあ」と父

佐々木弥生(仮名)

 大学1年の時に仏法とご縁があり、仏教に人生の目的が教えられている、親鸞聖人の教えに「なぜ生きる」の答えがある、と聞かせていただき、たいへん感動した私は、実家に帰りました。

 そして両親に、「親鸞聖人について聞いてきたよ。仏教に人生の目的が教えられているんだって!」と感動したままを話したのです。

写真 親鸞会公式

 今まで両親には何でも話してきたし、私の両親は話せばきっと分かってくれる!という強い思いもあったからです。

 しかし父から、不審そうな顔で、「あんまり深入りするなよ」と言われた時、自分の話が誤解を与えたことに気づきました。

 それからは週1回、実家にハガキを出しました。ほとんど絵ばかりの明るいもので、大学でこんなことを勉強した、こんな料理を作った、通学中にこんなものを見た、下宿の大家さんとこんな話をした……と日常の様子を書いたのです。


 また、実家が農家なので、農作業の最盛期には手伝いに帰り、帰省した時も、あいさつと笑顔を心がけ、今まで進んでやらなかった手伝いもするようにしました。

 仏法の教えのとおり、実行することが大切と思ったからです。

 父からは「おまえ明るくなったなぁ」と言われました。

 だんだんと両親の誤解も解け、ハガキに仏法の内容を少しずつ書くようになりました。そして、仏教の本を両親にプレゼントしたり、講演会に一緒に参加したりするようになりました。

 実際に話を聞き、法友に温かく接してもらえたことから、両親の不審はなくなったようで、父は車を買ってくれ、また、母からは毎月の仕送りのほかにも、多くの宅配物が届くようになりました。


 特に父は、親鸞会館に何度も参詣し、報恩講では、正本堂でともに聴聞させていただくことができました。父に帰り際、「おまえのやっていることが分かったよ!」と笑顔で肩をたたかれた時は、うれしくてたまりませんでした。

 その後、父に仏法とのご縁をと思い、手紙を書いたり、帰省の時には、仏教の小冊子を渡したりしました。

 そして、次の年の報恩講に、父は妹と2人で参詣し、家族3人で聴聞させていただくことができたのです。3人並んで、親鸞聖人の『正信偈』の勤行をさせていただけた感動は言葉では表せません。

 帰り際にお仏壇に向かって一礼し、掃除をされている方に交じって、「自分も何かできないか」とゴミ拾いをしている父の姿を見て、ああ、この父あればこその私なのだ、と目頭が熱くなりました。

 私は今年で大学院を修了し、働く予定です。

 今まで育ててくれて、仏法に出遇わせてくれた両親には感謝の心でいっぱいです。家族そろって、この大講堂で聞法させていただけるようになりたいと思います。

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