光に向かう青年たち|親鸞会 会員の声

両親に伝えたい!

菊地佳子(仮名)

 22年前、私は生を受けました。

 小さいころからピアノ、水泳、体操クラブ、英会話、習字……。両親は、姉と私のために、よいと思うことは、何でもさせてくれました。

 生活する環境がよいように、と私立の中学に入学させ、休日には部活動の試合や塾の行き帰りなど、毎日、仕事で疲れているはずなのに、よく送り迎えもしてくれました。

 自分がやりたいことをやるだけの毎日だった私は、そんな両親に感謝しながらも、考えることは自分の楽しみばかりでした。

 その後、姉も私も、自分たちの希望で県外の大学に進学、そのための2人分の学費と生活費、そして健康や勉強のことなど、どれだけ両親に苦労をかけ、心配をかけたか分かりません。

 離れて暮らすようになって5年弱、大学生の時も、就職した今も、毎朝、「おはよう!」と届く母のメールに、どんなに両親は私のことを気にかけてくれているのかと驚き、感謝せずにおれませんでした。


 思えば、私をこれまで育ててくれた22年、父と母の毎日は、懸命に仕事する日々でした。それは、家族、私たち姉妹の幸せを願ってのことと知らされます。

 両親のおかげで、私は、親鸞聖人の教えに遇わせていただくことができ、何のために人間に生まれたのか、人生の目的を、知ることができたのです。

 この喜びを、大切な家族にも伝えたい。

 大恩ある両親に、親鸞聖人の教えを伝えるチャンスを頂けた私は幸せです。

 家族とともに、「人間に生まれてきてよかった!!」という本当の幸せになれるよう、光に向かって進ませていただきたいと思います。

雪と花 親鸞会特集



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