青年大会|親鸞会 会員の声

ブラジル 岡林京子(仮名)

 私はブラジルで3世日系人として生を受けました。

 小さい時は、親のけんか、父の愚痴、母の涙、貧しさ、日系人に対しての差別、内気などで苦しみました。

 夢は大学に入り、いい仕事に就き、土地を買って、母の夢をかなえることでした。

 しかし、歯学の専門学校に入学して1年間、親から離れて生活をしましたが、孤独な生活に苦しみ、学校にも、人にも失望して、何も信じられなくなりました。

 恋人に励まされて、親にも理解してもらい、歯学の道をやめました。その後、サンパウロ大学の薬学部に合格、2年生の時に仏法に出遇ったのです。

「人生の目的を考えたことがありますか」と笑顔で声をかけられたのが、親鸞会の講師でした。

 仏教を聞かせていただくにつれて、それまでのむなしさは消えていくようでした。

風景 

 日系人に生まれ、歯学をやめてサンパウロに移動したことも、すべて意味があることを知らされました。

 その後、当時、恋人であった主人も、しばらくして妹も、仏法を聞くようになりました。とてもうれしいことです。

 今は製薬会社のライセンス部に勤務し、新しい薬の許可の申請をしていますが、薬も、人生の目的を求めるうえで必要な、健康になるための手段だと思い、喜んで働かずにおれません。

 夢も大きく変わりました。親にも、すべての人々にも、真実の仏法をお伝えしたいという夢を持つようになりました。

 三蔵法師が歩まれた道を目指し、「なぜ生きる」を自他ともに徹底し、本当の孝行をしたいと思います。

 通訳を通してしか聞かせていただけない人にとっては、通訳者の言葉がすべてです。通訳者には大変な責任があります。

 まず私自身が、親鸞聖人のお言葉を徹底的に学ばせていただきます。

 世界は光を待っています。親鸞聖人の教えを翻訳して、多くの方々にこの光を届けたいと思います。

 はかない人生に、大きな希望と夢を実現するチャンスを頂きました。

 恵まれた無上道を進ませていただく私は、今とても充実しています。

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