さとし@カメラ小僧です。
全国的に好天に恵まれた今年のゴールデンウィークでしたが、灰色の空のイメージが強い富山県も例外ではなく、特に前半は気持ちの良い天気でした。それに伴って県内は家族連れの観光客も多く、砺波のチューリップフェアや立山のアルペンルートなどの観光地も大変賑わっていました。
前回の日記で、室堂に行ってきた旨を書きましたが、立山ケーブルカーを使わずとも“タダ”で行ける立山の名所が“称名滝”です。実際、近くにいた写真愛好家のおじさんと話してみると、本来はアルペンルートの撮影に来たのだが、ケーブルカーが8時の段階で2時間待ちだったそうで、予定変更して称名滝に来たとの事。そういう意味でも、非常にお手頃な立山の名所が称名滝なのかもしれませんね。
アルペンルートの起点である立山駅を更に奥に進んでいくと、絶壁にブチ当たります。そこが称名滝。実際は、駐車場から徒歩で15分〜20分ほど歩いて行くのですが、駐車場付近からもこれくらい見えます。

この絶壁の上は、アルペンルートの名所の一つ“弥陀ヶ原”となります。弥陀ヶ原は立山の火山活動でできた溶岩台地だそうですが、気の遠くなる年月をかけて称名滝が浸食していったのが、この称名渓谷。雪解けの今の季節には、弥陀ヶ原に積もった雪が大量に融けて、小さな滝を作ります。
中でも、駐車場からもよく見えて目立つのが季節限定の“ハンノキ滝”です。称名滝は落差350mほどで日本一の落差がある滝と言われますが、実はこのハンノキ滝は落差500mほど。ただし、年中見られるわけではなく、雪解けの時期や大雨の後などにしか出現しない季節限定の滝なので正式には認められていないようですね。それでも、称名滝以上の存在感です。

これは遊歩道から撮ったハンノキ滝。人と比べてもスケールが全く違います。音も凄いし、滝に近づくほどに霧状になった水滴が周囲に漂います。長い遊歩道を歩いて汗びっしょりでも、滝の周囲はひんやりとします。半袖で行った私は撮影中、寒さと戦っていました(汗)。
そして、称名滝に到着するとこんな感じです。左が称名滝で右が季節限定のハンノキ滝です。

滝つぼの前にかかる橋から撮影したものですが、午後の4時過ぎくらいになると、称名渓谷の真正面から太陽が滝を照らすので、水煙に光線が当たって虹が出現します。これがまた見事!橋を渡ると滝見台という展望台があるのですが、雪があって立ち入り禁止になっていました。一節によると落石で立ち入り禁止という説もあり。そうなると通年で行けませんな。
滝にレンズを向けて夢中で撮っていると、後ろで「ズーン!ズーン!」と地響きを伴って鈍い音がする。

写真でもお分かりの通り、滝つぼの周辺は雪が分厚く積もっており、滝つぼからの流れが完全に雪で覆われています。川はこの雪の下を流れていて、部分的に重みに耐えられなくなった雪が崩れているのでした。この雪が落ちる音だったんですね。
称名滝へ車で行くときは、ゲートが18時で閉まってしまうので、それまでにゲートを通過しなければなりません。急いで帰ろうとしますが、道中、どうしても気になる存在がコレ。

称名川の対岸に聳える断崖絶壁の“悪城の壁”です。称名滝によって削られた称名渓谷の両側からの雪崩によってできた地形だそうで、高さ500mの絶壁が約2kmに渡って続く迫力ある景観です。写真では伝わりませんが、実際に行ってみるとまさに巨大な要塞。これも日本一の規模だそうで、称名滝に行ったら是非ともご覧いただきたい。
親鸞会館からは、下道でも1時間ほどで到着する。小杉ICから立山ICまで北陸道で行けばもっと早く行けますね。5〜6月くらいならばハンノキ滝も見られると思うので、是非どうぞ!
ではでは。