2007年06月28日

誕生日を迎えた父へ…

 さとし@カメラ小僧です。

 遅ればせながら、先日の日曜日は父の誕生日でした。僕の同期の父親としては若い方のようで57歳。でも還暦まであと僅か…と思うだけで寂しい気持ちがしますね。ついこの間までは今の僕と同じような年齢だったと思ったのに、時が経つのは早いものです。

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 父は自営業で母と力を合わせて僕を大学まで出させてくれました。大学で仏法を聞かせていただくようになった僕に対し、父も母も心配し、そして反対してくれました

 仏法には、それまで僕が求めてきた「人生の目的」が教えられています。それまで、小中高と過ごしてきて、どんな尊敬する先生でも教えてくれなかったことです。そんな誰も知らない生きる意味を教えているのが仏法なんて聞いたことがありませんでした。それまでの人生でもさまざまな僧侶と呼ばれる人に会ったことがありましたが、そんなことを教えてくれる人はなかったのですから仕方のないことです。

 僕が、本当の仏法を知らなかったように、父も母も仏法に人生の目的が教えられていることを知りませんでした。だからでしょう。当時はオウム真理教の事件があったためか、親鸞会も同じようなカルト教団だと思った両親は、僕が仏法を聞くのを反対してきたのです。特に日本は宗教偏見が強い為か親鸞会批判も多いようで仕方のないことだと思います。

 反対する両親は真剣でした。しかし、反対する気持ちもよく分かるだけに、その両親の気持ちを嬉しく感謝せずにおれませんでした。「子供に幸せになってもらいたい」と願うのが両親です。僕がオウムのような宗教団体に入ったら……と、僕の幸せだけを念じてくれているのだと、厳しい反対も両親の愛情と喜んで受けていました。そして、まだ一度も仏法を聞いたことがない両親に、まずは一度、仏法を聞いてもらいたいと思わずにおれませんでした。

 仏法では「恩」ということが教えられます。僕が大学時代に全国の大学生が開いた御法話がありました。演題は「父母恩重経」について。お釈迦さまが教えられた「親の恩」について聞かせていただくご縁でした。

 この親の恩についても、これまでの人生で教えてくれる人はありませんでした。「親を大切にしないといけない」と言う人はありましたが説得力がなく、高校や大学で友人と会話をしていても、親を「ウザい」「うるさい」と邪魔者扱いする発言が多いのに胸を痛めていました。一体、誰の苦労があって今の自分があるのか、学校に通わせてもらえているのか、下宿させてもらえているのか?

 仏法は、人間に生まれなければ果たせない人生の目的がある、と教えられます。だから、生んで育ててくださった両親に感謝し、大切にしなければならないと懇ろに教えられるのです。そして、その恩に最も報いる道は大恩ある両親に人生の目的を教えられた仏法を伝えることです。

 幸い僕を信じてくれた両親は「ならば一度聞いてみよう」と不審そうな目をしながらも講演会会場に足を運び、最初から最後まで聞いたのです。そして、今では一緒に仏法を聞き求めています。こんな嬉しいことはありません。

 父がいなければ、今の僕はありませんでした。勿論、仏法も聞けていませんでした。だからこそ、その父が生まれた誕生日は僕にとっても記念すべき日です。

 お父さん、ありがとう。いつまでも元気で……。