2008 年 12 月 17 日

原爆の被害は今なお…

カテゴリー: ちょっと一言, 親鸞会関連サイト — camera @ 10:40 AM

 さとし@カメラ小僧です。

 12月も半分が過ぎ、平成20年もあと僅かですね。ついこの間、年賀状を書いたばかりだったと思ったのに今年もアッという間に過ぎ去ってしまいました。親鸞会結成50周年の年でしたが、更なる飛翔を誓って、ただひたすらに指授の道を進ませていただきたいと思います。

 さて、一昨日はTBSテレビにてTBSテレビ放送50周年 戦後60年特別企画 ヒロシマという番組が再放送されていました。

ヒロシマ公式サイト

 番組ホームページでは、「2005年8月5日」の放送となっており、キャスターとして亡くなられた筑紫哲也さんが登場しておられました。どうも追悼番組だったそうです。

 そういう番組が放送されることも知らずに、たまたまチャンネルをいじっていたところ、非常にリアルなCGや再現VTRが流れており、気になって暫く見ていました。そういえば、昨年に私も広島の親鸞学徒に会いに行ってきたのですが、生まれて初めて原爆ドームというものを見ました。

原爆ドーム

 テレビや写真などで見たことのあった原爆ドームでしたが、広島市街のド真ん中にあるのに、ここだけは時間が止まったような感覚でした。そして、メディアでは分からない原爆ドームに残された痛々しい傷跡。そして、外から見える内部に重なる瓦礫。ここに来て原爆の恐ろしさの一端なりと知らされた思いでした。

 ちょっと前には東京大空襲の特番が組まれていたのを見ましたが、それも長時間かけて焼夷弾が落とされ、東京を火の海と化し、多くの方の命が奪われたようです。ただ、家が燃えるだけのことではないレベルだということが分かったのですが、原爆は一瞬でそれ以上の惨劇が起きたのだそうです。

 番組では、爆風云々よりも先に、ピカッと光った一瞬に太陽表面よりも高温な熱線が降り注いだと言っていましたが、想像もできないことです。生き残った人も水を求めて川へやってきたそうですが、その川も死骸でいっぱいだったそうです。

原爆ドームと元安川

 広島の親鸞学徒の中にも被爆された方があり、その体験記を読んだことがありましたが、やはりどれだけ書いても言っても、あの悲惨さは伝わらないみたいです。

 番組を通じて、原爆の被害は身体への被害のみならず、心にもあるのだと知らされました。それほど、忘れられない出来事だったそうです。

 今となっては、地獄絵図そのものの惨状だったと言われた広島市街も、復興を遂げ、当時のことを伝えるのは原爆ドームと被爆者の証言だけとなりました。

広島市内の路面電車

 改めて、一瞬にして多くの人の命を奪う戦争、そして、原爆がこの世からなくなることを念ぜずにおれませんが、人命の尊さを教えられた親鸞聖人の教えを知っていただきたいと思うのでした。

 広島でも親鸞会の講演会が開かれています。ご縁を求めて是非どうぞ。

2008 年 10 月 21 日

仏法聞いて知らされる先祖の恩

カテゴリー: ちょっと一言 — camera @ 6:45 PM

 さとし@カメラ小僧です。

 先日、“私”が生まれるまでには、非常に多くの先祖があったのだという話を聞きました。 

自分が生まれるまで

 今の私には、両親がいますが、その両親にも両親がいたわけで、私からすれば祖父と祖母ですね。既に故人となって、この世にはいませんが……。で、その祖父と祖母にも両親がいたわけで……そうやっていけば、どんどん“先祖”が増えていきます。

 では、何代さかのぼったら、どれくらいの先祖がいるのだろうかと思いまして計算してみました。今回の相方はカメラではなくって“電卓”です。

電卓

 計算式は、両親を1代さかのぼった先祖と計算すれば、n代の先祖の人数は、

 n代の先祖の人数=2のn乗

 ……で合ってますよね?

 そうすると、1代前の先祖である両親は2の1乗で2名、2代前の先祖である祖父母は2の2乗で4名、3代前の曽祖父母は2の3乗で8名……ってことになるわけです。これは、電卓で「2」を入力して、「×(かける)」を押した後、「=(イコール)」を押した回数で表示されます。1回イコールを押せば2代前の先祖の人数、29回押せば30代前の先祖の人数がはじきだされるはずです(たぶん)。

 では、その代の先祖の人数と通算人数を算出してみたいと思います。カッコ内は通算人数です。

  1. 2(2)……つまり、両親
  2. 4(6)……つまり、祖父母
  3. 8(14)……つまり、曾祖父母
  4. 16(30)
  5. 32(62)
  6. 64(126)
  7. 128(254)
  8. 256(510)
  9. 512(1022)
  10. 1024(1046)
  11. 2048(4094)
  12. 4096(8190)
  13. 8192(16382)
  14. 16384(32766)
  15. 32768(65534)
  16. 65536(131070射水市の人口突破!
  17. 131072(262142)
  18. 262144(524286)
  19. 524288(1048574…富山県の人口まであと一歩!)
  20. 1048576(2097150富山県の人口突破!
  21. 2097152(4194302)
  22. 4194304(8388606)
  23. 8388608(16777214)
  24. 16777216(33554430)
  25. 33554432(67108862)
  26. 67108864(134217726日本の人口突破!
  27. 134217728(268435454)
  28. 268435456(536870910)
  29. 536870912(1073741822)
  30. 1073741824(2147483646)
  31. 2147483648(4294967294)
  32. 4294967296(8589934590世界の人口突破!
  33. 8589934592(17179869182)

 ……まあ、この辺でやめておきましょう。

 検算も何もしていないので、信憑性に欠けるデータということで、何かに利用されるのはご遠慮くださいね。それにしても、

 16代前までの通算で親鸞会館のある射水市の人口(約9万5千人)を突破し、

 20代前までの通算で富山県の人口(約110万人)を突破し、

 26代前までの通算で日本の人口(約1億2766万人)を突破し、

 32代前までの通算で世界の人口(約67億2500万人)を突破しています。

 勿論、1組の両親から生まれる子は1人ではなく、昔なんかは2ケタの子供があったことなどを考えても、これらの中には共通の両親があることもあるでしょうけど、それにしてもすごいです。

 昔の平均寿命は若かったことを考慮して、25歳で子供を生むという計算でいけば、1代が25年サイクルということになってくると思いますが、そうなると、

 400年前(1600年頃、関ヶ原の合戦など)からの先祖で、射水市人口を突破し、

 500年前(1500年頃)からの先祖で、富山県人口を突破し、

 650年前(1360年頃)からの先祖で、日本人口を突破し、

 800年前(1200年頃、建仁元年が1201年!)からの先祖で、世界人口を突破します。

 まあ、実際にはもっと複雑で、こんな単純な計算ではないですが、それにしても凄い人数です。

 そうなってくると、26代前までの先祖で日本人口を突破することになるので、それだけの先祖の中には、日本国民と言っても様々な人があるように、いろんな人があったに違いありません。日本の中には、偉い人もあれば、秋葉原で無差別殺人を行った凶悪犯もあります。100歳を超えて長命する人もあれば、不幸にも若くして亡くなられた方もあります。

 そう考えると、一口に先祖と言っても、全人類と言ってもいいくらいですね。ウチはガン家系だとかそうでないとか言っていますが、みんなガン家系なんでしょうね。

 それにしても、今、自分がこうやって生きているのって凄いなって思います。この中の1人でも、子供を生む前に死んでしまっていたら、今の自分はいなかったということです。800年前なんて親鸞聖人がご活躍なされた鎌倉時代ですが、そこから今までの歴史を見てみれば戦乱の歴史です。戦で命を亡くす人もあったでしょうし、飢饉で亡くなった方も多かったでしょう。最近なら第2次世界大戦で軍人として南洋で亡くなった方もあれば、特攻隊で敵艦にぶつかって亡くなった方もあるでしょうし、国内に居ながら空襲で亡くなった方もあるでしょう。今以上に生き延びるのは大変なことだったと思います。

 改めて、自分が存在することがスゴイことと思います。

 そして、親鸞学徒は「この為に人間に生まれてきた!」という「人生の目的」「なぜ生きる」を知っています。生きる意味が分からなければ、苦しむ為に生まれてきたようなものと、今の世情を見ていても分かります。それだけに、生きる意味を知らされた今、人間に生まれることができたのは、これらの先祖のお陰と感謝できるわけですね。

 仏法知らされて、初めて知らされる先祖のご恩でした。

 ではでは。

P.S.計算方法など、かなり我流でやってますのでツッコミはカンベンしてくださいね!!すごく大勢の先祖がいたんだよってことさえ分かっていただければ、それでいいので……。

2008 年 6 月 30 日

求む!ニホンカモシカ目撃情報?

カテゴリー: ちょっと一言 — auto @ 6:32 PM

6月29日は朝からあいにくの大雨でしたが、親鸞会館での行事も滞り無く行なわれました。

6月29日 親鸞会行事

正本堂の中は、本当の快適空間ですね!
外に出たとたん、その湿気の多さでやられました。……というか、快適湿度の大講堂に慣れていたからでしょうか。湿度をコントロールするというのは、体調を左右するほどの重要な空調ファクターですね。

ところで、最近、親鸞会館周辺で「ニホンカモシカを見た!」という声があるようです。

カモシカ?!……こんなところにいる訳ないよ、と思って調べたところ、富山県のホームページに以下の内容が……。

ニホンカモシカについて カモシカの保護の現状

全国的な傾向としては東日本、中部地方と紀伊半島に多く、西日本に少ない。
本県では、神通川以東の森林帯と県西部の白山山系の山地に生息している。
近年、神通川〜庄川間の森林や小矢部南部丘陵にも分布が拡散してきた。
生息数は、昭和40年(1965)頃から増加しており、低山帯への下降現象が著しい。

なるほど、ここを見る限り、射水市の丘陵地帯に生息していてもおかしくはなさそうです。

なにしろ特別天然記念物ですし、人を襲うこともありませんから、もし見つけてもそっとしておくのが原則です。

とは言え、最近は増加傾向にあるようで、カモシカによる食害が増えているようです。
私の知人で山間部で農家を営んでいる人があるのですが、食害と言えばサルやイノシシ。富山の場合、カモシカという例はあまり聞かないそうですが、なにしろ動物対策は農家にとって死活問題だそうです。

例えば、ニンジンやタマネギなどは、完全に実らない間に収穫するそうです。……なぜかって? 特にサルなどは実るのを待っているそうです。敵ながら賢いですな。
確かに、その方から頂いたタマネギは、少々小柄でした。

話を元に戻しますが、カモシカも食べ物を求めてだけでなく、親鸞聖人の教えを聞きたくて親鸞会館周辺に現れたのでしょうかね?

ニホンカモシカを目撃された方は、是非携帯電話のカメラでもいいので、激写して提供してくださいね。

2008 年 6 月 12 日

よく見ると「睡蓮」と「蓮」は違いました(汗)

カテゴリー: ちょっと一言 — camera @ 11:38 AM

さとし@カメラ小僧です。

ここのところ天気がいいような悪いような、霞んだような空でスッキリしませんね。それに、まだまだ「暑い」というレベルには達していないように思います。たまにはスッキリとした青空を見たいものです!!

まだ、北陸は梅雨入りしていないようですが、梅雨の季節というということで、こんな天気も仕方がないかもしれないということで、ドンヨリ空の時にはドンヨリ空なりの写真を撮りたいと思いまして、思いつくのが紫陽花(アジサイ)とか花しょうぶとか睡蓮(スイレン)などでしょうか?

この辺は、晴天よりも曇り空の方が光がやわらかくなるので、シットリとして色も濃く出て、雨上がりの時なんかは水滴がついていて「和」を感じます。何でもかんでも晴れの時がいいってもんじゃないですよね。

そんなわけで、あじさい祭り前の射水市にある太閤山ランドに行ってみました。

ここの池の一角には、睡蓮が綺麗に咲いています。

睡蓮

個人的には、これだけのホンモノの睡蓮をまともに見たのは初めてなだけに、池一面を覆う睡蓮に感動しました。でも、ホンモノの蓮をまともに見た記憶のない私は、一瞬、

「これって、蓮?」

……なんて思っていたのでした。

しかし、よ〜っく見てみると、

睡蓮

睡蓮って、花も葉も、水面にプカプカと浮いていますね。

これに対して、蓮は花も葉も水面から茎がスッと伸びた先にあるので、水面には触れていません。

そういえば、仏教では蓮がよく登場します。これは蓮の花が、仏教で教えられる「正しい信心」の特徴を表しているからです。その「正しい信心」とはどんなものかを、蓮の花の5つの特徴が表しています。これを「蓮華の五徳」と言い、

  1. 淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)
  2. 一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)
  3. 花果同時の徳(かかどうじのとく)
  4. 一花多果の徳(いっかたかのとく)
  5. 中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)

の5つで教えられています。

今回は、蓮と睡蓮の違いが分からないで済みましたが、「正しい信心」と、そうでないものを間違えたら大変なことですね。

正しい教えを聞かせていただいて、信心の沙汰をしてより理解を深めていきたいものです。

ではでは。