新春恒例 親鸞会 大カルタ大会挙行さる!
正月と言えば何を思い浮かべますか。
モチですか、お雑煮ですか、年賀状ですか。
正月と言えば、カルタです、カルタ。
親鸞会の、毎年恒例カルタ大会を行った地区も数多くあると聞いています。
かく言う私も、やりました、カルタ。
……うーん、「大カルタ大会」の「大」は必要なさそうですね(笑)。
しかし、小学生の頃、百人一首で壮絶なバトルを繰り広げた記憶がよみがえります。
句を覚えるというより、特徴のある札をまず押さえていましたね。
「蝉丸」とか「小野小町」とか、絵の雰囲気が他とちょっと違う札。
私の十八番は安倍仲麿「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」でした。
歴史上、有名な歌ですものね。
それはそうと、親鸞会でなされるカルタは、他のカルタとは違います。
そう、仏教の教えに即した内容になっています。
例えば、親鸞聖人が出家された時に詠まれたと言われる
「明日ありと 思う心の 仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」
とか、ご法話ではよく耳にする禅僧一休の
「世の中の 娘が嫁と 花咲いて 嬶としぼんで 婆と散りゆく」
とか、
「元旦や おめでたいとは 金剛の 信を獲たる 人にこそあれ」
「はめばはめ くらわばくらえ 金剛の 他力の信は よもやはむまじ」
「こら阿弥陀 助けたいなら助けさそ 罪は渡さぬ よろこびのもと」
などなど、法味あふれる札のオンパレードです。
ほとんど、聖教と変わらないのですが、それをバラまいて、バシバシ手で打つのは、考えてみれば何か粗末にしているようにも思いますが、まあ「カルタ」ですからね。
老若男女、入り乱れての札とりバトルに会場も多いに盛り上がりました。
正月と言わず、親鸞学徒が集まった時に、余興でいかがですか、カルタ。